人外魔境新宿決戦において、乙骨憂太は読者の度肝を抜く過酷な戦闘を繰り広げました。最大の死線を迎えたのは、史上最強の術師・両面宿儺との直接対決です。乙骨は自身の領域展開「真贋相愛」内で虎杖悠仁と息の合った連携を見せ、宿儺の魂を捉える寸前まで追い詰めたものの、宿儺の放った「世界を断つ斬撃」を至近距離で受け、上半身を切断される致命傷を負いました。
通常であれば即死レベルの重傷でしたが、憂憂の空間転移術式によって即座に前線から離脱。医療班を率いる家入硝子の反転術式と、羂索(けんじゃく)から模倣した「肉体を渡る術式」を組み合わせ、あらかじめ修復されていた恩師・五条悟の遺体へ自身の脳を移植するという前代未聞の作戦を実行しました。
五条の肉体に移った乙骨は「無量空処」を展開して宿儺と再戦しますが、模倣術式の制限時間である5分が経過した瞬間に術式が焼き切れ、活動を停止。肉体の維持が不可能となり「死亡説」が一気に現実味を帯びました。しかし、戦闘終了後、家入硝子と「リカ」の懸命な反転術式による肉体修復、そして脳の再移植手術が成功したことで、乙骨は自らの肉体へと奇跡的な生還を果たしています。最終回(第271話)においても生存が明確に描かれており、虎杖や伏黒恵、釘崎野薔薇らと共に、荒廃した呪術界の復興を支える大黒柱として現役の任務をこなしています。