発端となったのは、文藝春秋が発行する『週刊文春』のスクープ記事だった。当時、NHK紅白歌合戦への初出場を果たし、破竹の勢いにあったバンド「ゲスの極み乙女」のフロントマン・川谷絵音と、数多のCMやレギュラー番組を抱え“国民的お姉さん”として親しまれていたベッキーの極秘交際。長崎にある川谷の実家への訪問や、離婚届を暗喩する「卒論」という隠語、さらには「ありがとう文春」「センテンススプリング」といった私的なLINEのやり取りが克明に誌面に掲載されたことは、世間に計り知れない衝撃を与えた。
当時、コミュニケーションアプリであるLINEのスクリーンショットがこれほど生々しく流出した前例はほとんどなく、流出経路を巡って様々な憶測が飛び交った。所属事務所であるサンミュージックプロダクションは即座に緊急記者会見を開き、ベッキー本人が頭を下げて「友人関係」を強調したものの、直後に決定的なトーク履歴の追報が出たことで火に油を注ぐ結果となった。清廉潔白なイメージを売りにしていた彼女の広告契約は次々と打ち切られ、レギュラー番組からの降板が相次ぐ事態へと発展した。