台風コロッケの起源は、今から四半世紀近く前の2001年8月21日にまで遡ります。当時、強い勢力で関東地方に接近していた台風11号(パブーク)に関する情報をリアルタイムで交換していた匿名掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」のニュース速報板が発祥の地です。
緊迫した気象情報が次々と書き込まれるなか、ある名無しユーザーが突如として以下のコメントを投下しました。
「念のため、コロッケを16個買ってきました。もう半分食べてしまいました」
大雨や暴風への不安が渦巻くスレッドにおいて、「なぜ非常食にコロッケなのか」「なぜ16個も買ったのか」「上陸前にもう半分(8個)食べているのはなぜか」というシュールな突っ込みが殺到。この絶妙な脱力感とユーモアがユーザーの心を掴み、以降、台風が近づくたびに「コロッケ買ってきた」「揚げて準備万端」と報告し合うネットスラングが自然発生的に定着していきました。