温厚な家臣から狂気の悪役まで自在に演じ分けるでんでんは、日本の映像界において唯一無二のポジションを確立している名優です。その経歴は極めて異色なものとして知られています。
福岡県出身のでんでんは、上京後に様々な職業を経験した後、伝説的なオーディション番組『お笑いスター誕生!!』でピン芸人としてデビューしました。丸眼鏡にサスペンダー姿でコミカルな漫談を披露し、一躍お茶の間の人気者となります。
その後、本格的に俳優へと転向。バイプレイヤーとして着実に実績を重ねるなか、2011年公開の園子温監督作『冷たい熱帯魚』で演じた狂気的な殺人鬼役が国内外で絶賛を浴びました。同作で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞やブルーリボン賞助演男優賞など名だたる映画賞を総なめにし、日本を代表する実力派俳優の座を不動のものにしました。