特に注目すべきは、館内に新設されたシェアオフィススペースだ。リモートワークが定着した2026年現在、自宅以外の作業場所を求めるフリーランスや会社員にとって、ここは格好の作業場となっている。利用料は極めて安価に抑えられており、地域住民であれば誰でも気軽に席を確保できる。
面白いのは、ここでの仕事帰りに高齢者向けのサークル活動に飛び入り参加する若者が増えている点だ。「仕事の合間に、おばあちゃんたちとお茶を飲んで世間話をするのが息抜きになる」と語る30代のITエンジニアもいる。分断されがちだった世代間の対話が、同じ屋根の下で自然に発生している。