海外から日本へ輸入される食肉は、極めて厳重な二重三重の安全チェックを受けています。日本政府は輸出国政府との間で衛生条件を取り交わしており、農林水産省および厚生労働省の認可を受けた認定加工工場以外の施設から食肉を輸入することは一切認められていません。
日本国内の港や空港に到着した食肉に対しては、農林水産省の動物検疫所による家畜伝染病の侵入防止検査が実施され、続いて厚生労働省の検疫所による食品衛生法に基づく審査が行われます。
検疫所では、以下の項目を網羅した厳格なモニタリング検査が年間を通じて継続されています:
- 残留動物用医薬品(抗生物質・合成抗菌剤など)の精密スクリーニング
- 飼料由来の残留農薬検査
- サルモネラ属菌やカンピロバクター等の食中毒菌の汚染状況調査
- 指定外添加物や有害化学物質の混入チェック
万が一、サンプリング検査で基準値超過や違反が確認された場合、その企業や施設からの輸入は即座に停止され、全量検査体制(命令検査)へと移行します。日本の水際対策は世界で最も厳しい基準の一つとして機能しています。