デビュー当時の長瀬智也を語る上で外せないのが、その圧倒的な造形美だ。ジャニーズ事務所(当時)に入所して間もない10代前半、すでに大人びた骨格と整いすぎた容姿は「ジャニーズ史上最高の美少年」と称されることも少なくなかった。甘いマスクを持つアイドルが主流だった時代に、彼はどこか無骨で無邪気な少年性と、男臭いワイルドさを同時に醸し出していたのだ。
成長とともに肩幅は広がり、長髪をなびかせる姿はまるでハリウッドスターのようなスケール感を獲得していく。中性的な美しさと雄々しさが同居したそのルックスは、グラビアやカメラマンたちの創作意欲を激しく刺激した。無造作な髪型と無骨な笑顔。飾らない素顔の中に見え隠れする天性の華は、当時のテレビ画面からも明らかに突出していた。