「イライラ」と一言で言っても、その程度や症状は人それぞれです。しかし、もしその感情の波が日常生活や人間関係を破綻させるほど激しく、コントロール不能を感じる場合は、単なるPMS(月経前症候群)ではなく、「PMDD(月経前不快気分障害)」の可能性を考慮する必要があります。
PMDDは、精神的症状が非常に強く出る疾患であり、重度の落ち込み、強い絶望感、抑えきれない攻撃性などが特徴です。かつては「心の病気」と誤解されがちでしたが、現在ではホルモン変化に対する脳の過敏反応であることが解明されています。「自分が未熟だから」と一人で抱え込まず、専門医の手を借りることは、自分自身と大切な人を守るための確実な一歩です。