彼の革新性は、デビュー当初から群を抜いていました。1970年代に関西大学在学中から発表していた『バイトくん』は、うだつの上がらない貧乏下宿学生たちのリアルな日常をドライかつ哀愁を込めて描き、当時の青年コミック界に脱力系ギャグという新たなジャンルを切り拓きました。
さらに1979年にスタートした『がんばれ!!タブチくん!!』は、当時プロ野球界のスターだった田淵幸一選手をはじめとする実在の選手・監督を過激かつ愛嬌たっぷりにデフォルメし、一大ブームを巻き起こしました。劇場アニメ化もされ、スポーツギャグ漫画のフォーマットを根本から塗り替えた不滅の名作です。