ファンが最も関心を寄せるのが「実際の手取り額」だ。米国連邦所得税の最高税率37%に加え、本拠地カリフォルニア州の手厚い州税は13.3%に達する。現役中に受け取る年200万ドルの給与からは、税金や諸経費を差し引くと手元に残るのは100万ドル足らずという計算になる。
だが、この異様な低年俸で生活が困窮することなどあり得ない。大谷はグラウンド外のスポンサーシップやエンドースメント契約だけで年間数千万ドルを稼ぎ出している。さらに、10年後の後払い期間にカリフォルニア州外や日本へ本拠地を移せば、州税の適用を回避できる可能性を指摘する税法専門家も少なくない。巧緻を極めたファイナンシャルプランニングがそこには存在する。