3人もの中心メンバーを失ったX JAPANは、2026年現在どのような状況にあるのか。バンドは2018年秋の無観客ライブ以降、事実上の長期活動休止状態が続いています。
現在地を理解する上で重要な各メンバーの動向と関係性は以下の通りです。
- YOSHIKI:THE LAST ROCKSTARSなどの別プロジェクト、映画監督、ソロクラシック公演を精力的に展開。頸椎の手術を重ねながらも世界基準での活動を続ける一方、X JAPANの新アルバム完成を公言しながらもリリースを見送る状態が続いている。
- Toshl(龍玄とし):ソロアーティストとしてテレビ番組、カバーアルバム、絵画個展などで大衆的な確固たる地位を確立。X JAPANとしての活動やYOSHIKIとの直接的な接触からは距離を置いており、権利関係や過去の契約問題を巡る溝は完全には埋まっていないとされる。
- PATA:自身のバンド「Ra:IN」を中心にマイペースなライブ活動を継続。バンドの精神的支柱として中立のスタンスを保ち続けている。
- SUGIZO:2009年に「HIDEの意志を継ぐ」覚悟で正式加入。LUNA SEA、THE LAST ROCKSTARSの活動と並行し、常にX JAPANの存続とメンバー間の融和を願い続けるキーマン。
活動休止の根本的な要因は、メンバー間の人間関係の軋轢だけでなく、長年にわたる原盤権・商標権などのビジネス上の権利処理問題、そして「完璧な作品しか出せない」というYOSHIKIの芸術的葛藤が複雑に絡み合った結果と言えます。