すべては漫画家・河井リツ子の手によって生み出された。小学館の学年別学習雑誌で連載がスタートした当時、ハムスターをモチーフにした作品はすでに存在していたものの、個性豊かな仲間たちが集う「地下ハウス」の共同体描写は画期的だった。その根底を支えていたのが、主人公のハム太郎と最初に出会う仲間・こうしくんの存在である。
白と黒の牛柄模様がトレードマークのこうしくんは、一見するとおっとりした癒やし系だ。しかし、彼が物語の最初期にハム太郎と出会ったことこそが、その後の「ハムちゃんず」結成への決定的な引き金となった。恐れを知らず外の世界へ飛び出していくハム太郎を、時に心配そうに見つめ、時に寄り添う。ファミリー・キッズアニメというジャンルにおいて、これほど完成されたバディ関係は類を見ない。