欧米発祥のストリップティーズは、布を脱ぎ捨てる焦らしの美学に基づいている。一方で、現代の日本の舞台には、華やかなバーレスクの要素やポールダンス、和傘や着物を用いた和風の舞踏など、多彩なエッセンスが融合している。
ここ大阪では、古くから息づく大衆演芸のDNAが舞台演出に色濃く反映されている。ただ美しいだけではない。時にコミカルな寸劇が挟まれ、時に涙を誘うドラマ仕立ての構成が展開される。観客との距離の近さを生かした掛け合いや、計算し尽くされた視線誘導によって、劇場全体が一つの小宇宙へと変貌するのだ。
天井から吊るされた巨大なファブリックを用いたエアリアルシルクや、激しいスモークとLEDレーザーが織りなすスペクタクル。舞台裏では、限られたスペースと時間を縫って息つく暇もなく衣装の早替えが行われており、その職人技のような舞台転換が舞台の完成度を支えている。