駅北口を一歩出ると、美しく舗装されたロータリーとモダンな商業施設が目を引く。かつての荒涼とした風景を知る人からすれば、隔世の感があるだろう。このエリアの変貌を牽引した象徴こそが、駅の目の前にそびえ立つホテルだ。出張族にとっては、駅から徒歩数分という立地は何よりも代えがたい正義である。
一方で、週末になると客層はガラリと変わる。ミニバンで乗り付けるファミリーや、ロードバイクを携えたサイクリスト、ゴルフバッグを抱えたグループが目立つようになる。平日はビジネス、週末はレジャー。この二毛作とも言えるハイブリッドな需要を、駅前のシンボルが完璧に吸収している。