あの頃、テレビの画面にかじりついて「大裏ワザ」の数々に目を見張った世代も多いはずだ。タレントの伊東四朗が率いる『伊東家の食卓』は、日常生活の小さな不便を身近な道具で解決する社会現象を巻き起こした。ペットボトルのキャップに穴をあけ、そこに市販のストローを差し込むというアイデアも、その代表格の一つである。
時が流れ、情報の発信地はテレビからSNSへと移行した。YouTubeのDIYチャンネルやInstagramのリール、TikTokのショート動画では、当時の知恵を現代風にアップデートした動画が世界中へ拡散されている。「子供がジュースをこぼさない」「車酔いしやすい子供でも揺れる車内で安心して飲める」といったリアルな体験談が、若い親世代の共感を呼んでいるのだ。