ネット上の簡易マニュアル等で盲点となっているのが、水洗いを当てる「向き」です。ホコリが付着している表側からシャワーを強く当てて洗い流そうとする行為は、フィルターの寿命を縮める最大の原因になります。
ホコリは部屋の空気を吸い込む過程で、フィルターの外側(表面)に堆積します。表側から強い水圧をかけると、水圧によって微細なチリやハウスダストが網目の奥深くに押し込まれ、強固な「目詰まり」を形成してしまいます。これがフィルター破損・目詰まり防止において最も忌避すべきミスです。
正しいエアコンフィルター掃除手順では、以下の2工程を厳守しなければなりません。
まず、フィルターを取り外す前、または外した直後に「表面から掃除機でホコリを吸い取る」ことです。この掃除機を先に吸い取る順番を怠って水につけると、ホコリが水分を含んで泥状になり、網目にへばりついて除去が極めて困難になります。そして、掃除機で大まかなゴミを取り除いた後、水洗いは必ず「裏側(部屋の吹き出し口側)から表面に向けて」シャワーを流します。これがフィルター水洗いの裏側からかける理由であり、水流の力でホコリを外側へ押し出す物理構造に適った唯一の方法です。