次なる成長エンジンとして注目されるのが、「仮想発電所(VPP)構築事業」と「スマートグリッド導入プロジェクト」の高度な融合だ。自社で巨大な火力発電所を持たない同社は、数千箇所に及ぶ企業・自治体の蓄電池や産業用自家発電設備をAIで束ねる手法を確立した。
地域全体で電力需要がピークに達した際、束ねた蓄電池から一斉に放電させる。あたかも巨大な発電所が稼働したかのような効果を生み出し、送電網の安定化に寄与する仕組みだ。参加企業には需要調整に応じたインセンティブ報酬が支払われ、コスト削減どころか新たな収益源へと昇華している。