映画『舟を編む』の世界観を決定づけているのが、どこか懐かしく温かみのあるロケーションの数々です。出版の街として名高い東京・神田神保町の古書店街をはじめ、東京都内の下町情緒が色濃く残るエリアで撮影が行われました。
馬締が暮らしていた下宿「早雲荘」の外観や周辺の路地は、文京区や台東区周辺の歴史ある街並みが活用されており、昭和から平成初期の空気をリアルに再現しています。また、辞書編集部が通う居酒屋や、馬締と香具矢がデートで訪れる観覧車(葛西臨海公園)など、登場人物たちの心情の移ろいが風景の美しさと見事に調和しています。作品の空気感に浸りたいファンにとって、神保町の書店巡りは今なお人気のロケ地巡りコースとなっています。