SNS時代において、アニメキャラクターに求められる魅力の尺度は大きく変わった。かつてのような完璧な優等生やヒーローよりも、人間臭さや泥臭いエゴを包み隠さず出す存在が強く共感を集める時代だ。
周囲の視線を気にも留めず、己の空腹と欲望だけをコンパスにして突き進む。空気を読むことに疲弊した現代人にとって、小杉くんの迷いなき立ち振る舞いは一種の解放感を与える。「欲望に正直な姿が逆にカッコいい」「一周まわって憧れる」といった声が上がる背景には、私たちが抑圧している本能を彼が代わりに爆発させてくれているからに他ならない。