驚くべきことに、この論争を牽引しているのは学者やエンジニアだけではない。TikTokやInstagramなどのSNSでは、現役の高校生や大学生が「古典文法のライフハック」としてこの品詞分解をシェアし、何万もの「いいね」を集めている。
タイパ(タイムパフォーマンス)を重視し、あらゆる情報を効率的に処理する現代の若者にとって、わずか数文字の中に無限の情景と哲学を詰め込んだ『徒然草』の表現スタイルは、究極のショートコンテンツとして映るようだ。「満開じゃない桜にも価値がある」という兼好法師の多様性を認めるメッセージが、SNS疲れを感じる現代の若者の心に「エモい」価値観として深く刺さっている。