教養として知っておきたい少し珍しい類語に、「石に灸(いしにきゅう)」や「泥にやいと」があります。
「灸(やいと)」とは、もぐさを皮膚に乗せて火をつけ、温熱刺激によって体の不調を改善する伝統的な治療法です。しかし、生命のない硬い「石」や、形のない「泥」にお灸を据えたところで、熱が効くはずもありません。
このことから、「いくら熱心に忠告や意見を与えても、全く効き目や効果が現れないこと」のたとえとして使われます。古典文学や年配層のビジネスパーソンとの会話に登場することがあり、知っておくと語彙の引き出しとして非常に役立ちます。