サントリーへと引き継がれた名作ブランドは、その後どのような道を辿ったのでしょうか。ファンの間で語り草となっている2大ブランドの現在地を追いました。
缶コーヒーの「Roots」は、買収後にサントリーの自販機などで一部流通が継続されたものの、サントリーには絶対的エースである「BOSS(ボス)」が存在します。ブランドの重複を避ける戦略のもと、徐々にラインナップが整理され、現在は缶コーヒーとしての通常販売を終了しています。ただし、ルーツが培ったブレンド技術やアロマ抽出の知見は、サントリーの商品開発の随所に形を変えて受け継がれています。
一方の「桃の天然水」は、サントリー移管後の2016年秋、セブン&アイグループ限定商品として待望のリニューアル復活を果たしました。往年のファンを中心に大きな話題を呼び、その後も冷凍兼用ボトルや微炭酸仕立てなど、時代に合わせたアレンジを加えながらスポット的に再販が行われてきました。かつてのように通年でどこでも買える定番商品ではなくなったものの、記念企画や限定フレーバーとして時折姿を現すプレミアムな存在となっています。