血圧を下げるツボとして耳周辺はもっとも即効性に優れたエリアの一つです。その代表格が、中国の鍼灸臨床で高血圧対策の特効穴として広く知られる「降圧溝(こうあつこう)」です。
降圧溝は、耳の裏側の上部にある、軟骨の溝に沿った筋状のくぼみに位置しています。耳には迷走神経(副交感神経)の枝が広く分布しており、この溝を刺激すると脳の興奮がダイレクトに静まります。具体的な降圧溝の耳ツボの押し方は以下の通りです。
親指と人差し指で耳の上部を挟み込み、親指の腹を耳の裏の溝に当てます。そして、上から斜め下に向かって、溝をなぞるようにスーッと滑らせて擦り下ろします。擦るスピードは1秒に1回程度。両耳同時に2〜3分間(約50〜60回)優しくマッサージすると、耳全体がポカポカと温まり、頭の重さやのぼせが引いていくのを実感できます。