パートナーの情緒不安定さに付き合わされる男性たちの悲鳴は、単なる愚痴の域を超えている。オンラインコミュニティやSNSに寄せられるリアルな口コミには、「睡眠時間を削られて仕事に支障が出た」「友人と会うだけで浮気を疑われる」といった疲弊の声が絶えない。なぜこれほどまでに精神的エネルギーを吸い取られてしまうのか。
近年の日本心理学会における発表や研究でも、デジタル端末を介した過剰な「常時接続」が、個人の承認欲求と依存体質を増幅させている実態が明かされている。恋愛心理学の視点から分析すると、相手からの絶え間ない関心を求める行動は、自己肯定感の圧倒的な不足を他者で埋めようとする試みにほかならない。しかし、外部からのケアだけでその内なる空洞が満たされることは構造上あり得ず、結果として関わる男性側が限界を迎えて破綻するリスクを孕んでいる。