「ロサンゼルス」という固有名詞は、スペイン語の「Los Ángeles(天使たち)」に由来する。1781年、フランシスコ会の修道士らによって建設された集落の正式名称は『El Pueblo de Nuestra Señora la Reina de los Ángeles sobre el Río Porciúncula(ポルチウンクラ川の我らが貴婦人、天使たちの女王の村)』という非常に長いものだった。「貴婦人」とは聖母マリアを指し、その周りを囲む天使たちへの捧げものとして名付けられた歴史を持つ。
時が流れるにつれ、複雑な名称は短縮され、最終的に「Los Angeles」として定着した。19世紀中頃にアメリカ合衆国へ編入された後も、スペイン植民地時代の面影は街の至る所に残り続けている。静かな宗教的開拓地から、世界で最も活気のある多文化都市へと変貌を遂げたプロセス自体が、まさにこの街の懐の深さを物語っている。