美馬が人的補償の対象となる「Bランク」選手だったため、ロッテはプロテクトリスト(28選手)を作成。そこで楽天が指名したのが、ロッテの主力救援右腕であった酒居知史投手でした。
前年にロッテで54試合に登板し20ホールドを挙げていたセットアッパーの流出は、ロッテファンに大きな衝撃を与えました。しかし、この移籍劇は結果として両者にとって素晴らしい実を結びます。
楽天に加入した酒居は、移籍1年目からブルペンの勝ちパターンに定着。連投も厭わないタフネスぶりを発揮し、楽天リリーフ陣に欠かせない大黒柱へと成長しました。先発の柱を獲得したロッテと、盤石な救援投手を獲得した楽天。人的補償が双方の戦力補強に直結した希有な成功例として、今もなおプロ野球ファンの語り草となっています。