ファンならずとも最も気になるのが、ドクターイエローの引退はいつなのかという点です。車両の老朽化に伴い、JR東海が保有していたT4編成は2026年1月に惜しまれつつも営業検測を終了しました。2026年現在、本線上を走行する現役のドクターイエローはJR西日本所属のT5編成(923形3000番台)のみとなっています。
そのT5編成についても2027年を目処に引退することが公式にアナウンスされており、黄色い試験車が本線を駆ける姿を見られる時間は残りわずかとなっています。これに伴い、JR各社が企画するドクターイエローの体験乗車イベントや車両基地見学ツアーは、毎回数倍から数十倍という驚異的な抽選倍率を記録しています。
後継となる検測業務は、最新の営業車両「N700S」に小型・高性能化された検測機器を搭載する方式へと移行が進んでいます。営業列車そのものが日常的に線路を診断する新時代へ突入する一方、黄色い専用車両が放っていた独特のロマンと存在感は、まさに新幹線史における伝説の1ページとなりつつあります。