ファッションの現場で長年指導を行ってきたスタイリストや、日本骨格診断アナリスト協会のエキスパートたちが口を揃えるのは、「引き算ではなく、足し算の美学」だ。骨格診断におけるナチュラルタイプは、鎖骨や肩甲骨、膝の皿といった骨感が際立つ特徴を持つ。そのため、身体のラインを直接拾うピタッとした服を着ると、どこか寂しげに見えたり、骨組みの強さばかりが目立って「事故る」原因になりやすい。
パーソナルカラー診断と並んで浸透したイメージコンサルティングの理論でも、骨格ナチュラルには「質感の重み」と「長さ」が必要不可欠とされる。リネンや粗いニット、ワイドパンツ、ロングコートといったラフでボリュームのあるアイテムを重ねることで、フレーム感が美しいグラマラスな立体感へと昇華する。この法則を理解するだけで、毎朝の服選びの精度は格段に跳ね上がる。