「痛みが引ききらないから、30分後にもう1錠追加しよう」——この自己判断が最も危険な落とし穴となります。頓服薬を使う上で最も厳密に守らなければならないルールが、「服用間隔」と「1日の上限回数」です。
解熱鎮痛剤を例にとると、1回服用してから次回服用するまでに「最低4〜6時間」の間隔を確保するよう指定されるのが一般的です。薬が体内で代謝・排泄される前に次の一錠を投入すると、血中濃度が跳ね上がり、胃腸障害や肝機能障害、激しい眠気やめまいといった重篤な副作用を引き起こすリスクが急増します。処方袋や薬剤情報用紙に記載された制限事項は、安全を守るための生命線と言えます。