1日に複数回、異なる学部や大学の式典が入れ替わりで実施される武道館のスケジュールは、分単位の精度で管理されている。第1部が終了すると同時に、数千人の退場波と第2部の入場波が交差しないよう、敷地内の動線は厳密に区切られる。
裏方で支えるスタッフの動きには一切の無駄がない。会場内の音響チェック、保護者席の誘導、車椅子来場者のサポート、そしてステージ上の証書授与のタイミング合わせ。さらに、遠方に住む親族のために高画質なライブ配信システムを運用するITスタッフの姿もある。この巨大な人間ドラマのスムーズな進行は、名もなきプロフェッショナルの密着した連携によって保たれている。