テレビカメラが立ち並ぶ参議院予算委員会。閣僚席に座る首相や大臣たちに向けられる彼女の視線には、一切の妥協がない。質問時間のすべてを使い切り、官僚が用意した答弁書(いわゆる「あんちょこ」)の矛盾を突くスタイルは、与党席からの激しい野次を呼ぶ一方で、傍聴席や中継を見守る有権者を釘付けにしてきた。
大手ニュース番組が数秒の「失言」や「激しい衝突」ばかりを切り取る裏で、実際に交わされている議論の本質は何なのか。そこには徹底したエビデンス主義がある。公文書の記述の不整合、統計データの不自然な推移、そして生活者が直面する経済的困窮の生々しい実態。感情論ではなく冷徹な数字を突きつけることで、政府答弁の欺瞞を炙り出す手法こそが、彼女の真骨頂である。
一部のメディアが「過激なパフォーマンス」と揶揄するその背景には、立法府が本来果たすべき行政府への監視機能を極限まで突き詰めようとする、妥協なき政治ジャーナリズム・時事解説的なアプローチが存在する。