離婚から約10年の歳月が流れた2000年代後半、三善英史はテレビ特番や情報番組、そして『徹子の部屋』などのインタビュー番組において、自身がバイセクシャル(両性愛者)であることを公に告白(カミングアウト)しました。
昭和のトップアイドル歌手が自身のセクシャリティを包み隠さず公言したことは、当時の芸能界や視聴者に絶大なインパクトを与えました。その中で語られた離婚理由の核心は、単なる不和ではなく「お互いの本当の幸せを見つめ直した結果」でした。
報道各社の記録や本人の証言によると、三善英史は結婚する際、事前に自身の性的指向について元妻へ正直に打ち明けていたとされています。元妻もその事実を理解・受容した上で「それでも一緒に人生を歩みたい」と合意し、結婚に至りました。しかし、実際に結婚生活を重ねる中で、家庭という枠組みや世間体が課すプレッシャー、そして「相手に対して本当の意味で十全な愛情を注ぎきれているのか」という葛藤が深まっていったといいます。
最終的にお互いが無理を重ねて自分を偽るのではなく、一人の人間として尊重し合いながらそれぞれの道を歩むことが最善であると判断し、円満な話し合いの末に離婚を選択しました。元妻を騙して結婚したのではなく、極めて誠実に対話を尽くした末の決断であったことが、後年の告白で明らかになっています。