acidieは、特定の職業や年齢だけに限られない。学生、会社員、介護をする人、子育て中の人、創作や研究に携わる人、宗教的な生活を送る人など、幅広い人に関係しうる。
たとえば、長く続けてきた仕事に突然意味を感じなくなることがある。成果は出ているのに、内側では空っぽに感じる。誰かに説明すれば「順調ではないか」と言われるかもしれないが、本人には手応えがない。
学びの場でも起きる。好きで選んだはずの分野なのに、課題がただの負担に見えてくる。本を読んでも内容が入らない。将来のためだとわかっていても、現在の一歩が重すぎる。
家庭の中でも同じだ。家族を大切に思っているのに、会話をする気力が出ない。部屋を整えたいのに片づけが進まない。小さな用事が山のように見える。acidieは、愛情や責任感が消えたというより、それに向かう力が弱っている状態として理解できる。