多くの運動部が採用する伝統的なピラミッド型組織。トップダウンの指示系統は迅速な実行力を生む反面、指示待ちの選手を生み出すリスクを孕む。立教女子ラクロス部は、この固定観念を根底から覆した。
彼女たちが構築したのは「スター型組織」と呼ばれる分散型の自律モデルだ。
キャプテンや幹部だけがリーダーシップを発揮するのではない。選手、マネージャー、トレーナー、広報スタッフに至るまで、部員全員が何らかの領域で主役=スターとなる。個々の持つ強みを尖らせ、互いに補い合いながら一つの巨大なエネルギーへと変換する手法だ。
- 主体性の極致: 上年生・下年生を問わず、改善案や戦術提言がフラットに飛び交う。
- 役割の明確化: 控え選手であっても、スカウティングやチームビルディングで決定的な役割を担う。
- 意思決定の加速: 現場の判断を尊重することで、試合中の予期せぬトラブルに対する修正力が跳ね上がる。
結果として、ピッチ上の12人だけでなく、ベンチもスタンドも一丸となった圧倒的なチームパワーが生まれる。誰かに依存しない強さ。これこそが立教の強靱さの真骨頂と言える。