ハロー!プロジェクトのスマイレージ(現アンジュルム)の初期メンバーとしてデビューし、長年グループを牽引してきた和田彩花。2019年6月に日本武道館で行われた卒業コンサートを経て、彼女の表現活動はより深く、社会的な広がりを持つようになりました。
彼女の歩みを語る上で欠かせないのが、フェミニズムやジェンダー平等への積極的なアプローチです。アイドル業界に根強く残る「若さや無垢さを消費する構造」に対し、現役アイドルでありながら疑問の声をあげた先駆者的な存在でした。卒業後はソロアーティストとして自ら作詞を手がけ、女性のエンパワーメントや自己肯定感をテーマにした楽曲を次々と発表しています。
美術史研究者としての知見を活かしたアート解説や、ジェンダー関連のトークセッションへの登壇など、その活躍は多岐にわたります。「元アイドル」という肩書きに安住せず、自らの言葉と表現で時代を切り拓く姿は、多くのクリエイターからもリスペクトを集めています。