数々の調査報道が明らかにしてきたのは、盗撮機器の異常なまでの小型化と巧妙化だ。Netflixで配信された海外の犯罪ドキュメンタリーでも描かれたように、超小型レンズやWi-Fi中継器を内蔵した隠しカメラは、今や国境を越えてブラックマーケットで流通している。
実際に摘発された現場では、以下のような日用品に偽装されたケースが目立つ。
・壁面のネジやビスの頭部
・トイレットペーパーホルダーの裏側や隙間
・消臭剤の容器や換気扇のルーバー
・不自然な位置に取り付けられたフックやコンセントパネル
不審なポイントを見抜くためには、スマートフォンのライトを活用した反射チェックが有効だ。室内の照明を落とすか影を作り、疑わしい穴に向けて光を当てると、レンズ特有の青や紫の反射光(コーティングの反射)が浮かび上がる。また、見知らぬWi-Fi電波が個室内で異常に強く検出される場合も、リアルタイム中継型の機器が潜んでいる警戒サインとなる。