「雷とからっ風、義理人情」の上州カルタで親しまれるように、昔から雷の多い地域として知られる群馬。だが、2026年の積乱雲はスケールが違う。大気が急激に不安定化することで発生する「ダウンバースト(猛烈な下降気流)」や「巨大な雹(ひょう)」が、車や建物を無差別に破壊している。
夕刻のわずか30分間で雨量が50ミリを超え、道路が瞬時に河川と化すアンダーパスの冠水事故が急増。車閉じ込め事故の現場では、警察や消防の対応が後手に回るケースも散見される。気象予報士は「空が急速に暗くなり、冷たい風が吹き出したらすぐに頑丈な建物へ避難すべきだ」と警鐘を鳴らし続けている。