自由民主党の内部で急ピッチで進められているのが「令和8年度税制改正プロジェクト」だ。この巨大なプロジェクトにおいて、財務省との協議はかつてない緊迫感に包まれている。財務官僚が提示する厳しい財政健全化の数値目標に対し、過度な庶民負担のしわ寄せを避けるべく、主導権を握る動きが強まっている。
政治・行政のシステムが一層複雑化する中、税制の細部にまで精通する彼の専門性は他を圧倒する。与党と省庁が火花を散らす暗闘のなかで、いかにして国民の納得感を勝ち取りつつ必要な国力の基盤を固めるのか。財務省とのパイプ役を超えた主導権争いが、静かに繰り広げられている。