森山良子を取り巻く家族構成は、日本の芸能・音楽史において類を見ないほど華麗かつユニークです。父は日系二世のジャズトランペッターである森山久、母はジャズシンガーの浅田陽子というサラブレッドの家庭に生まれ、従兄には日本のグループサウンズ・ロック界のレジェンドである故・ムッシュかまやつ(かまやつひろし)がいました。
彼女自身の結婚歴に目を向けると、若い頃に学生時代の同級生と結婚し長女の森山奈歩を出産するも離婚。その後、歌手で実業家のジェームス滝(滝良二)と再婚し、長男である森山直太朗をもうけましたが、後に2度目の離婚を経験しています。女手一つで子どもたちを育て上げた彼女ですが、家庭内では過度な干渉を排し、個々の自主性を最大限に尊重する教育方針を貫きました。息子である森山直太朗がメジャーデビューを目指した際も、親の七光りを一切利用させず、路上ライブから自力で這い上がらせた逸話は広く知られています。
現在、世田谷区内の高級住宅街に建つ推定数億円の豪邸(森山良子の自宅)では、元ミュージシャンの長女・奈歩と、その夫であるおぎやはぎの小木博明、そして孫娘とともに完全二世帯住宅で生活を共にしています。小木がメディアで語る「良子さん」とのエピソードは一見すると型破りですが、互いのプライベートに過剰に踏み込まないドライな距離感こそが、円満な同居関係を維持する秘訣となっています。