カルチャーシーンの主役を担うソニー・ミュージックエンタテインメントをはじめとする大手芸能プロダクションが、こうしたコンディショニングコンテンツの制作にこぞって参入している。背景にあるのは、タレントのメンタル・ヘルスケアに対する意識の高まりと、ブランディング戦略の多様化だ。従来の完璧なアイドル像を提示するだけではファンのエンゲージメントを高めにくくなった時代において、心身のセルフケアを重視する姿勢そのものがポジティブな評価に繋がっている。
制作の舞台裏では、プロのトレーナーや施術師が帯同し、アイドルのコンディションを最適に保つ体制が敷かれている。映像作品としての面白さを追求するだけでなく、過酷なスケジュールに追われるタレント自身の心身を物理的にケアする一石二鳥のプロジェクトとして、事務所側も全面的にバックアップを行っているのが現状だ。