摘発が本格化したもう一つの深刻な要因が、利用者を借金漬けにする売掛金(ツケ)トラブルと悪質なぼったくり被害です。入店前には「1時間3,000円飲み放題」と説明しておきながら、伝票にはキャストのオリジナルカクテル代や高額なチャージ料、サービス料30〜40%が加算され、数十万円の請求書を突きつけられる手口が頻発しました。
手持ちの現金がない客に対しては、店員がATMまで同行して引き出させたり、法外な金利でツケを背負わせたりする事態が発生。支払いが滞ると脅迫まがいの取り立てを行う悪質なケースも確認されています。
警視庁はこうした不当な請求を行う組織的スキームを重く見て、現場の店長クラスにとどまらず、店舗を実質的に統括していたオーナーや経営母体の幹部を相次いで逮捕しました。帳簿類の押収やスマートフォンの解析を通じて、組織的な売上ノルマや不法収益の流れが法廷で次々と白日の下に晒されています。