現代社会における極端な運動不足と、画面を凝視し続ける前傾姿勢。これが肺の健康を脅かしている。特にリモートワークが完全に定着した現在、浅い呼吸が何時間も続くことで、肺の深部まで空気が届かない状態が慢性化しているのだ。肺胞が十分に膨らまない時間が長ければ長いほど、肺の組織は徐々に虚脱していく。
また、最新の人間工学研究では、長時間のデバイス使用時に無意識に行われる「微呼吸(極めて浅い呼吸)」が、肺の下葉部分の虚脱を誘発することが分かってきた。呼吸が浅くなると、気道に分泌物が溜まりやすくなり、それが空気の通り道を塞ぐ悪循環を生む。