しかし、ローカル局が劣勢かといえば、決してそうではない。むしろ、地元密着のコンテンツこそが今、異彩を放っている。長野の豊かな自然、温泉、そして移住者たちのリアルな暮らしを描く番組は、県内視聴者だけでなく、都市部のアウトドア派からも熱い視線を浴びている。
「信州ならではのニッチな情報」は、キー局のバラエティ番組には真似できない強みだ。例えば、週末の午前中に放送される情報番組や、地元のプロスポーツチームを追いかけるスポーツ番組は、熱狂的なファン層を抱えている。番組表をチェックする動機も、「東京の流行りもの」を見るためではなく、「今、自分の周所で何が起きているか」を知るためのものへとシフトしている。