大手の株式会社バンダイが擁するバンダイ キャンディ事業部。長年にわたり食玩の可能性を拡張し続けてきた専門部隊だ。元来、駄菓子屋のオマケ程度に捉えられていた商品カテゴリを、大人の鑑賞に堪えうる精密フィギュアへと昇華させた功績は極めて大きい。
現在の玩具・食玩業界において、キャンディ事業部が放つ企画力は群を抜く。単なるキャラクターの立体化にとどまらない。関節可動の追求、複雑な成形色のパーツ分割、限界に挑む塗装再現度。開発現場を駆動させるのはコスト制約を超えた狂気的なまでの情熱だ。数十年前には考えられなかったクオリティが、今や数百円から千円台のパッケージとして手に入る。