本展のコンセプトの中核にあるのは、鑑賞者一人ひとりの記憶とキティの歩みが交差するインタラクティブな構造だ。会場内は年代ごとに区切られたエリアだけでなく、特定のテーマ――例えば「ファッション」「テクノロジー」「グローバル化」といった軸でまとめられた多角的な展示空間が広がる。
圧巻なのは、過去数千点に及ぶ公式グッズがずらりと並ぶ巨大なアーカイブウォール。昭和のレトロな文房具から、90年代コギャル文化の象徴となったカオハナキティ、そして近年のデジタルアート作品に至るまで、多様な姿が整然と、しかし圧倒的な熱量で展示されている。誰しもが「あ、これ持っていた!」「この時代のキティが一番好きだった」と声を弾ませる瞬間がここにはある。