本木雅弘が家族とともに拠点をロンドンへ移したのは2012年のことです。完全な海外引退ではなく、仕事の拠点は日本に置きながら生活の基盤をイギリスに構えるスタイルを選択しました。
イギリス移住を決断した最大の理由は「子どもの教育環境」と「自らのリセット」でした。日本国内では常に「芸能人・本木雅弘の家族」という視線がつきまとう環境から離れ、子どもたちが一人の人間として自立できる環境を整えたいという強い思いがありました。また、自らも名声に甘んじることなく、誰からも特別扱いされない異国の地で暮らすことで、人間としての視野を広げる狙いがあったと語られています。
ロンドンの自宅では、アンティーク家具やアートが調和した落ち着いた空間で、日常の家事や買い出しを自らこなす飾らない日々を過ごしてきました。現地の文化や多様性に触れながら培われた感性は、近年の深みのある演技にも確実に還元されています。