里谷多英さんが結婚を発表したのは、ソルトレークシティ五輪で2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得した翌年の2003年5月でした。国民的スターの伴侶として注目を浴びたのは、元アルペンスキー選手で当時会社員を務めていた守谷充範(もりや みつのり)氏です。
二人の出会いのきっかけは、学生時代から身を置いていたスキー界のコミュニティでした。同じ雪上競技者として共通の知人も多く、過酷なトレーニングやアスリート特有の重圧を誰よりも理解できる存在として意気投合。交際へと発展し、自然な流れでゴールインを果たしました。
長野の頂点を極めた後も現役を続行し、次なる目標へと突き進んでいた里谷さんにとって、競技の苦楽を共有できる守谷氏との生活は、精神的な安らぎをもたらす拠点になるはずでした。結婚会見でも見せた屈託のない笑顔は、多くのスキーファンから温かい祝福を受けました。