地上デジタル放送の安定供給を担う主役が、全国の主要都市を見下ろす巨大なテレビ放送送信所です。広域をカバーする代表的な基幹送信所(親局)には以下のような拠点があります。
【全国の主な代表的テレビ放送送信所】
・関東広域:東京スカイツリー(東京都墨田区)
・近畿広域:生駒山送信所(大阪府東大阪市・奈良県生駒市境界)
・中京広域:瀬戸デジタルタワー(愛知県瀬戸市)
・北海道:手稲山送信所(北海道札幌市手稲区)
・福岡・北部九州:福岡タワー/皿倉山送信所(福岡県福岡市/北九州市)
・東北:大年寺山送信所(宮城県仙台市太白区)
・広島・中国:絵下山送信所(広島県広島市安芸区)
なかでも世界最高峰の自立式電波塔である東京スカイツリーの送信アンテナは、日本の放送技術の結晶です。地上高634メートルの威容を誇るスカイツリーの頂上部(ゲイン塔)には、地上デジタル放送用の20段アンテナが設置されています。
かつての東京タワー(333メートル)時代に頻発していた超高層ビル群による電波の遮蔽やゴースト障害を克服するため、約2倍の高さから関東平野一円へ電波を放射しています。心柱構造による極めて高い耐震性を誇り、万が一東京スカイツリーからの送信が停止した場合でも、即座に東京タワーからバックアップ電波を発信できる強固な二重化体制が敷かれています。