膳場貴子が中央の席に座るようになって以来、スタジオのトーン&マナーは明確に変化した。関口宏が醸し出していた、視聴者目線で素朴な疑問をパネリストに投げかける「聞き上手なご意見番」スタイルから、要点を素早く整理し、核心に切り込むファシリテーション型への移行である。
特に顕著なのが、政治・国際情勢を扱う時事解説のスピード感だ。膳場はパネリストの意見をただ受けるだけでなく、背景にある制度的課題や歴史的文脈を補足しながら議論を立体的に深めていく。鋭い切り込みを見せつつも、決して議論を一方的な結論に誘導しないバランス感覚。この洗練された緊張感が、日曜朝の視聴体験に知的な小気味よさを加えている。