すべての始まりは1999年、よこはま動物園ズーラシアでの開園記念イベントに遡る。指揮者を務めるオカピをはじめ、インドライオンやスマトラトラといった絶滅危惧種の動物たちが結成したこの金管アンサンブルは、最初から徹底した美学に基づいていた。
仕掛け人であるトロンボーン奏者の石川潤氏(株式会社スーパーキッズ代表)が掲げたのは、「子供たちに本物の音楽を届ける」という妥協なきフィロソフィーだ。着ぐるみの愛らしさに甘えることなく、繰り出される音色は超一流。その洗練されたハーモニーは、音楽関係者を唸らせるほどの完成度を誇っている。